毎年参加しているグループ展「パラレル展」
あ楽人さんに白州で出会ってからご一緒させていただいています
今年吉村さんが他界して
今回は吉村さんの遺作も展示しての開催
昨年のパラレル展での吉村さんの作品は
今までになくとても優しい柔らかさが加わって
そのことを伝えたら
「羽中田さんに言われるとうれしいな」と言ってくれた
意味はちょっとわからないけど妙に嬉しかった
伝えられたことが嬉しかったのかもしれない
吉村さんは一人暮らしで、長い人生は知らないけれど
苦労してきたんだろうと思う
しかしながらその孤独の中でたくさんの絵を描いてきたんだろう
道で倒れた吉村さんは最後まで自分の足で歩いて
手で描き続けた
「愛のある処」
孤独な部屋の中
月明かりの優しい光に照らされて
小さな愛おしい命と寄り添う
そこには愛が存在している
愛の大きさは無い
優しい時間を大切にしたい
吉村さんのご冥福をお祈りして