日常〜羽中田桂子個展
2016.9/16~30 わいん場(東京都調布仙川駅下車10分)
嬉しいご縁
わいん場にて東京初個展でありました。
わいん場さんほんとうにありがとうございました。
すてきなBARで展示
最終日はシャンソンのライブを開いて頂きました
「HOPE」
カンボジアへ2015.12月に行ってきました。
地雷がまだ埋まる町バッタンバンではクリスマスの日地雷を一つ爆破
暗黒の歴史、大量殺戮から悲惨な歴史に希望がなくなる
もしもその時間に生まれていたら
私はどう生きていただろう
こども達をどう守っていけるだろう
カンボジアの旅の前、絶望的な気持ちで描いたこの「HOPE」
旅の前と後では見え方が違った作品になりました。
「イトオシク」
我が子を思う気持ちはいつの時代もどこの国にいても同じではないだろうか
イトオシク
イトオシク
しかたないきもち
「平和への道」
カンボジアの人がいいました
国に動物がもどることは平和になった証拠
内戦で動物達は姿を消しました
内戦が終わった今では池には魚、川では水牛が水浴びをしていて
民家には犬や鶏、ヤギ、豚が子どもをたくさん連れて歩いています
やせ細った牛達を連れてゆっくりと道の真ん中を歩く少年がいました。
牛を移動させる仕事は子どもの仕事
道を外れた牛を追い
地雷を踏んでしまう子どもも未だにいるそうです
ちいさなこどもの目線では牛達のおしりしか見えていないでしょう
しかし牛達は平和への道を知っている
少年はその群れについて行く
高校の校舎が内戦の時代刑務所となりました
たくさんの罪のない人々が処刑されました
おとなもこどもも拷問され殺されました
そんな悲惨な校舎の校庭の鉄棒の隣にドラゴンフルーツの木があり黄色い実をつけていました
カンボジアの気候は暑く、乾期と雨期の季節しかありません
秋の紅葉に様に緑の葉のなかに黄色い葉がついています
まるで大切な実を擬態して守っているように
我が子の命だけは守りたい
そんな母親の気持ちの様で切なくなりました
「上下宙」
上にも下にも広がる宇宙がある
私たちはわずかなその隙間に生きている
「睡蓮」
広大な湿地帯には至る所に蓮が根をはり
養分が足りなかったり、雨期の豪雨があると水面にあがらずして咲いてしまっている花がある。
水面から伸びたひとつの花に向って葉が応援しているかのように集まっている光景が心の残る
「プノンペンの町」
カンボジアのプノンペンに滞在したホテルの窓から早朝の風景を描いてみました
間もなく家々の前には屋台が並び、人々が戯れ
道には行き交うHONDAのバイクとトゥクトゥクで溢れる
その前の静かな町
「日常」
国、時間の長さが違えどその場所には日常がある
人それぞれの日常がここに集まり
ワインや音楽を楽しむ
素敵な時間を頂きました。
お越し下さった方々に感謝致します
ほんとうにありがとうございました。