月を掴みに

月を掴みに

出航

 

「出航」

 

第22回「増田誠大賞展」

大賞を頂いた「出航」であります。

 

日々子供達と共に描いていると

してあげたい事や

自分がなりたい自分ってのが見えて来て

もっと

もっと

頑張んなきゃいけないなって思うのであります

 

そんな人間が集まって、頑張ろうと声を掛け合って

かけ声だけで頑張らない

いやはや

自分が頑張れば良い話で

結局嘘っぱちのかけ声に騙されながら

頑張れてしまったのだから

これもまたしかり

大切な人たちを守ろうとすれば

そんな自分を助けてくれる人もみえてくる

これもまた

しかりなのであります

 

まっすぐにあるけば

目の前の光を見失う事はない

 

よそ見をしたり

脇道にそれると

あっという間に光はどこかへ行ってしまうものである

 

導いてあげたい気持ちもありますが

へ理屈は脇道のトリックであります

なかなか難しいのであります

 

「出航」

この絵もかわいそうな絵画でありました。

注文されて生まれた絵画でありながら

店には合わないと教室の隅っこにぽつんと淋しそうに子供達の絵を見ておりました

子供達のコンクールの絵と一緒に

初めて出品して

大賞を頂き

都留市の増田誠美術館に展示されています

 

立派

自身に込められた気持ちのごとく

ちゃんと高い月を取りました

 

見習って

月を掴みにいきますか

 

 

 

 

 

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