A5/合皮カバー・Acryl
ロシアのウラジオストクとの交流はもう11年くらい続いている
私とウラジオストクを繋いでくれた小林さんが今入院している
しばらく連絡が取れずこんなご時世でとても心配していた
今日、やっとお手紙がきて病状がわかった
どうか早く退院できることを願っています
いつも電話で話す時、また一緒にロシアへいきましょう!と約束をする
どうしてもロシアへ行きたいのではなく、小林さんと行きたいのである
私のことを理解してくれて、共感してくれる
私にとってかけがえのない人である
仕事を抑えて制作の時間が今ある
相変わらず身の回りのものに絵を描く
子供の頃は家の壁に描いていたが
今は身の回りのものとか床に描いたりしてしまう
友達になったウラジオストクの画家の画材が
とても潔くカッコ良かったので自分のノートに描いた
彼のように潔く描いて生きたい
世界情勢が目まぐるしく展開して
もうロシアへは行けないかもしれない
人はなぜ戦争をするのか・・・なんて永遠の謎かもしれないが
個人は皆一生懸命に生きている
自分となんら変わらず生活をしている
しかしながら突然命がなくなってしまう場合もある
祈ることしかできません
どうかロシアで描いていますように
小林さんが早く退院できますように