愛しい人


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クリスマスが近くなると思い出す愛おしい人

昔昔

家具屋さんの事務をしていた時

仕事を教えてくれ、お茶を飲みながらいろんな話をしました。

気丈な女性で

プライドを持ち

忍耐強く

おおらか

女手ひとりで血のつながってはいなくとも2人の子どもを育て

賢く、立派な女性でありました。

 

あるクリスマスイヴの夜、2人で楽しい夜を過ごしました。

いろんなクリスマスの過ごし方がありますが

いつまでも忘れられないクリスマスであります。

 

私が退社した後も彼女は働き、

ある日勤務を終えて、帰宅し、普通に就寝したまま目覚めませんでした。

 

死ぬ迄働いているのが理想ね

寝たきりになるのは嫌ね

 

そんな話をしたことを思い出しました。

 

10年以上前の事ですが、去年の事のように思い出されます。

 

初めて彼女を描こうとしましたが、頭の中の彼女はイメージで細部は覚えていません。

なんとなく鉛筆で描いて

色をのせはじめたら

不思議な事に黒い下塗りのなかから確かな彼女の姿が出てくる

華奢な身体に大きな骨張った手も忘れかけていたのに思い出し

消えかけた姿が現れて

涙で描けなくなりました

 

いつまでも忘れられない彼女は

尊敬する先輩

お母さん

親友

すべてに当てはまるけど

「愛しい人」がしっくりはまる

 

久しぶりに会うように

描こうと想う

 

 

 

 

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